飲酒は短期的には血糖値が乱高下し、長期的には高血糖を引き起こす要因となるため、正しい知識に基づいたアルコール摂取が重要です。
この記事では、純アルコール量の考え方や低血糖の仕組みと回避策など、糖尿病治療中におけるアルコールの摂取方法について詳しく解説しています。
- 飲酒は摂取した酒の種類やおつまみによって血糖値が乱高下する
- 長期にわたる過剰な飲酒は高血糖をはじめ、さまざまな合併症を引き起こす
- 糖尿病の血糖値管理ではアルコール摂取量の把握が必要不可欠である
- 飲酒によって肝臓の働きが阻害されるため低血糖のリスクが高まる
糖尿病治療中でも飲酒をしたい人や、飲酒の機会が多い人は、是非参考にしてください。
飲酒が与える肝臓への影響によって血糖値は乱高下する
厚生労働省によると、適度な飲酒は糖尿病の発症を抑制するとされています。
しかし飲酒が与える肝臓への影響によって、時間の経過とともに血糖値は乱高下します。
飲酒による血糖値の変化は、以下のとおりです。
| 飲酒後の時間経過 | 血糖値の変化 |
|---|---|
| 飲酒直後 | 上昇傾向 |
| 数時間後 | 下降傾向であるため低血糖のリスクが高くなる |
さらに長期にわたる過剰な飲酒は、慢性的な高血糖につながります。
したがって糖尿病の人は、飲酒が血糖値に与える影響について正しい理解が必要です。
参照:健康日本21アクション支援システム アルコールと糖尿病 | 厚生労働省
飲酒直後の血糖値上昇は摂取した酒類とおつまみが影響する

飲酒直後の血糖値上昇には、摂取した酒類とおつまみが影響します。
酒類には血糖値を上げる作用がある糖質を多く含んでいるものもあるため、糖尿病で糖質制限がある人にとって、飲む酒類の選択は重要です。
飲酒に伴うおつまみの中には、血糖値が急上昇するものもあるため、おつまみの選択も重要です。
したがって糖尿病で糖質制限がある人の飲酒は、飲む酒類の選択のみでなく、おつまみを含む全体のバランスを考慮する必要があります。
糖尿病で糖質制限がある人には蒸留酒が適している
酒類は、製造過程によって以下の特徴を持つ醸造酒と蒸留酒、混成酒の3つに分類できます。
| 分類 | 代表的な酒類 | 製造過程 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 醸造酒 | ビール、ワイン、日本酒 | 穀物や果実を酵母で発酵させたもの | ・アルコール度数は5~20%程度と低め。 ・そのまま飲むケースがほとんど。 |
| 蒸留酒 | 焼酎、ウイスキー、テキーラ | 醸造酒を蒸留させ、アルコールを抽出したもの | ・アルコール度数は40%以上となるものが多い。 ・そのまま飲む以外にも、ロックや水割りなど飲み方は多彩。 |
| 混成酒 | 梅酒、リキュール、缶チューハイ | 既存の酒類に甘味や香り、成分を追加したもの | ・甘くて口当たりが良い ・ベースとなる酒類によってアルコール度数は異なるが、5~25%程度である。 ・そのまま飲むケースがほとんど。 |
代表的な酒類100gにおける糖質の量を表す炭水化物は、以下のとおりです。
| 酒類 | 分類 | 炭水化物 |
|---|---|---|
| ビール/黒 | 醸造酒 | 3.6g |
| 清酒/純米酒 | 醸造酒 | 3.6g |
| ぶどう酒/赤 | 醸造酒 | 1.5g |
| 焼酎/連続蒸留 | 蒸留酒 | 0g |
| ウイスキー | 蒸留酒 | 0g |
| ブランデー | 蒸留酒 | 0g |
| 梅酒 | 混成酒 | 20.7g |
| 缶チューハイ/レモン味 | 混成酒 | 2.9g |
醸造酒は原材料に含まれる糖質が一部残るため、糖尿病で糖質制限がある人は、醸造酒の飲用は避ける必要があります。
一方で甘味を加えたものが多い混成酒も、その分糖質が多く含まれているため適していません。
これらに対して蒸留酒は、製造過程でほとんどの糖質が除去されるため、糖質制限がある人にも最適です。
ただし蒸留酒を糖質を含んだジュースなどで割ったものは、ジュースに血糖値を急上昇させる作用があるため、飲用を避ける必要があります。
糖質ゼロの表示があっても糖質はわずかに含まれている可能性がある

近年では、糖質ゼロやカロリーオフと表示されている酒類も増えています。
これらの表示は、消費者庁が基準を定めており、その具体的な内容は以下のとおりです。
| 栄養成分 | 含まない旨(無、ゼロ、ノン)の表示 | 低い旨(低、ひかえめ、少、ダイエットなど)の表示 |
|---|---|---|
| カロリー | 100gあたり5kcal未満 100mlあたり5kcal未満 | 100gあたり40kcal以下 100mlあたり20kcal以下 |
| 糖類 | 100gあたり0.5g未満 100mlあたり0.5g未満 | 100gあたり5.0g以下 100mlあたり2.5g以下 |
上記のとおり、糖質ゼロやカロリーオフといった酒類であっても糖質が含まれている場合があります。
したがって、表示を過信せずに適量の摂取に抑える必要があります。
飲酒に伴うおつまみを変えると血糖値の上昇は抑えられる可能性が高い
飲酒後ただちに血糖値が上昇する要因の1つは、飲酒に伴うおつまみの摂取です。
さらに、アルコールは胃酸の分泌を促進させるため、食べ過ぎて糖質やカロリーを過剰摂取するリスクも高まります。
食べ過ぎによる糖質やカロリーの過剰摂取が長期化すると、糖尿病以外にも高血圧や脂質異常症のリスクが高まり、最終的には脳血管障害や虚血性心疾患を引き起こす可能性もあります。
代表的なおつまみの中で、糖尿病の人が避ける必要がある食品は、以下のとおりです。
- 揚げ物や炒め物
- スイーツ
- 締めのラーメンなど麺類、ご飯もの
上記のおつまみは飲酒の際によく見かけますが、糖質やカロリーが高いため摂取後に高血糖になる傾向があります。
一方で、これらのおつまみを以下に置き換えると、血糖値の上昇が緩やかになります。
- 野菜スティック
- もずく酢やめかぶなどの海藻類
- チーズの盛り合わせ
- ミックスナッツ
- 枝豆
- 刺身の盛り合わせや焼き魚
- 冷奴、湯豆腐
食物繊維が多く含まれている野菜スティックや海藻類は、血糖値の上昇を緩やかにするため、最初の一品として最適です。
チーズの盛り合わせやミックスナッツは糖質は低いうえに食べ応えがありますが、食べ過ぎるとカロリーの過剰摂取となる可能性があるため、少量に抑える必要があります。
枝豆や魚介類、豆腐は低カロリーでインスリンの分泌を助けるたんぱく質が摂取できるため、血糖値の上昇が緩やかになります。
過剰な飲酒の長期化は慢性的に高血糖を引き起こす可能性が高い

おつまみの置き換えによって飲酒時の血糖値上昇が緩やかになった場合でも、長期にわたって過剰な飲酒をすると、慢性的に高血糖となる可能性が高くなります。
長期にわたる過剰な飲酒が慢性的な高血糖を引き起こす要因は、酒類そのもののカロリーが高い点が上げられます。
代表的な酒類100gにおけるカロリーは、以下のとおりです。
| 酒類 | 分類 | エネルギー量 |
|---|---|---|
| ビール/黒 | 醸造酒 | 45kcal |
| 清酒/純米酒 | 醸造酒 | 102kcal |
| ぶどう酒/赤 | 醸造酒 | 68kcal |
| 焼酎/連続蒸留 | 蒸留酒 | 203kcal |
| ウイスキー | 蒸留酒 | 234kcal |
| ブランデー | 蒸留酒 | 234kcal |
| 梅酒 | 混成酒 | 155kcal |
| 缶チューハイ/レモン味 | 混成酒 | 51kcal |
飲酒の過剰なカロリー摂取によって肝臓に脂肪が蓄積されるため、肝臓のインスリン感受性が低下します。
インスリン感受性が高いと、少量のインスリンで血糖値を引き下げられます。
一方で、インスリン感受性が低い場合は、血糖値を引き下げるために多くのインスリンが必要です。
飲酒による過剰なカロリー摂取は、肝臓のインスリン感受性低下によって慢性的なインスリンの分泌不足を引き起こし、高血糖になります。
さらに慢性的な高血糖が長期化すると、以下のような重大な合併症を引き起こす可能性があります。
- 糖尿病性腎症
- 糖尿病性網膜症
- 糖尿病性神経障害
これらの合併症が起きると、日常生活にも支障をきたすため、おつまみも含めて過剰なカロリー摂取を避けてください。
長期にわたる過剰な飲酒は高血糖のみならず様々な生活習慣病のリスクを増大させる
長期にわたる過剰な飲酒は、血糖値を上昇させるのみならず、中性脂肪の合成を促進して脂質異常症のリスクを高めます。
さらに、飲酒に伴う塩分の多いおつまみの食べ過ぎは、血圧上昇につながる可能性が高いです。
これらが複合すると、動脈硬化が進行し、脳血管障害や虚血性心疾患のリスクが増大します。
脂質異常症や高血圧が相まって脳血管障害や虚血性心疾患の危険因子となる
アルコールは肝臓で中性脂肪の合成を活性化するため、継続的な過剰飲酒は高トリグリセリド血症を招きます。
糖尿病患者はすでに動脈硬化のリスクが高い状態にあるため、高血糖に脂質異常症と高血圧が重なると、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な血管障害のリスクが著しく高まります。
したがって飲酒量の管理は血糖値に限らず、全身の血管を守るという視点でも重要な意味を持っています。
糖尿病の血糖値管理においてアルコール摂取量の把握が重要である

飲酒における糖尿病の血糖値管理では、摂取量によって血糖値への作用が異なるため、飲んだ酒の種類よりもアルコール摂取量が重要です。
そのため厚生労働省では、健康に配慮した飲酒に関するガイドラインでアルコール摂取量と健康リスクの関連を示しており、適量のアルコール摂取を推奨しています。
酒類によってアルコール度数は異なるため、アルコール摂取量の把握には、飲んだ酒類ごとの算出が必要です。
厚生労働省では生活習慣病を高める1日あたりのアルコール摂取量を定めている
飲酒による血糖値への影響を知るためにも、1日あたりにおける自身の飲酒量の把握は必要です。
しかし飲酒量をグラスの数で管理する方法は、アルコール濃度の違いによって実際の摂取量が変わるため、血糖管理の基準として適していません。
そのため厚生労働省では、生活習慣病のリスクを高める1日あたりの平均摂取アルコール量を、以下のとおり定めています。
| 飲酒頻度 | 1日あたりの平均摂取アルコール量 |
|---|---|
| 週5日以上 | 40g以上 |
| 週3~4日以上 | 60g以上 |
| 週2日以下 | 100g以上 |
上記の基準を超える飲酒が習慣化している場合、高血糖や脂質異常症、肝機能障害を発症するリスクが高いです。
一方で、純アルコール量が20gとなる量の目安は、以下のとおり酒類によって異なります。
| 酒類 | アルコール度数 | 純アルコール量が20gとなる量の目安 |
|---|---|---|
| ビール | 5% | 500ml |
| 日本酒 | 15% | 180ml |
| 焼酎 | 25% | 110ml |
| ウィスキー | 43% | 60ml |
| ワイン | 14% | 180ml |
| 缶チューハイ | 5% | 500ml |
| 缶チューハイ | 7% | 350ml |
なお糖尿病で薬物療法中の場合、上記の量であっても主治医への確認及び飲酒の可否判断が必要です。
純アルコール摂取量を算出して自身の飲酒状況を客観的に測定する
1度の飲酒で複数の酒類を摂取すると、アルコールの摂取量がわからなくなる場合も少なくありません。
このような場合でも、純アルコールの算出ができると自身の飲酒状況が客観的に把握できます。
純アルコール量の計算式は、以下のとおりです。
純アルコール量(g)=飲酒量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8
例として、アルコール度数5%のビール500mlの場合、500×0.05×0.8=20gとなります。
例えば、飲み会や晩酌の記録を1週間単位で合計すると、自分の飲酒習慣が厚生労働省の基準に対してどの位置にあるかを把握できます。
このような自己モニタリングが、過剰摂取を自律的に防ぐ継続的な管理の基盤となります。
日本糖尿病学会の指針を優先して安全な飲酒の許容範囲を決定する

厚生労働省では、一般的な飲酒量の上限を定めています。
一方で飲酒による血糖値への影響は、さまざまな要因によって個人差があるため、適量も人によって異なります。
個人差が起こる代表的な要因は、以下のとおりです。
- 飲酒量
- 食事の内容
- 服薬の種類
- 肝機能の状態
さらに同じ個人でも、体の状態によって適量は変動します。
したがって、糖尿病の血糖値管理における具体的な飲酒量の上限の決定には、個人差をふまえた主治医による個別指導が有効です。
なお、以下の状態に当てはまる場合、主治医から禁酒を指示される場合があります。
- 肝機能障害(肝炎・脂肪肝・肝硬変など)がある場合
- 膵炎の既往がある場合
- 重症の神経障害がある場合
- 薬物療法の種類によって禁酒が必要な場合
- 血糖コントロールが著しく不安定な場合
これらの状況では、個人の意思による飲酒の継続は治療の妨げとなるため、特に主治医の判断を受ける必要があります。
アルコール摂取量に加えて血糖値変動の把握も重要である
糖尿病の血糖値管理において飲酒による血糖値変動の把握は、漫然とした飲酒習慣から抜け出す絶好の機会にもなり得るため、重要です。
さらに、例えば飲酒後2時間おきに再度測定すると、飲酒後の時間の経過による血糖値の変動も把握できます。
慣れるまでは多少面倒に感じる場合もありますが、血糖値の安定のためにこまめな測定を心がけてください。
持続血糖測定器では時間の経過による血糖値変動が把握できる
代表的な血糖値測定方法として、以下の2つがあります。
- 自己血糖測定(SMBG)
- 持続血糖測定(CGM)
自己血糖測定のキットはドラッグストアや家電量販店などで販売されているため、手軽に測定できますが、測定時における血糖値のみの把握にとどまります。
したがって自己血糖測定では、飲酒後における血糖値変動の把握に限界があります。
持続血糖測定は、近年スマホでも把握できるようになっており、飲酒後の時間経過による血糖値変動に適しています。
ただし持続血糖測定のキットは、基本的に主治医の処方をもとに購入する必要があるため、家電量販店などではほとんど取り扱っていません。
糖尿病治療中の飲酒において最も警戒したい低血糖の発生と回避するための注意点

糖尿病患者の飲酒における最大の危険は、アルコールが肝臓の機能を阻害するために起こる低血糖です。
低血糖は、飲酒から数時間経過後に発生する可能性が高いため、睡眠中などで症状に気付かないケースも少なくありません。
血糖値が下がりすぎると意識の混濁や震え、冷や汗が引き起こされ、最悪の場合は意識消失につながります。
アルコールが低血糖を招くメカニズムを理解したうえで、具体的な対策の実践が必要です。
アルコールが肝臓の働きを阻害して血糖値を維持する機能を低下させる
通常、血糖値が下がると糖新生によって、血糖値は維持されます。
しかし、アルコールを摂取すると肝臓の処理がアルコールの分解に優先的に向かい、糖新生の機能が低下します。
つまり、血糖値が下がってもそれを補正する糖新生の機能が低下するため、低血糖が生じるリスクが高まるということです。
低血糖は、飲酒中よりも飲酒後に数時間が経過してから発生する傾向があります。
アルコールの影響が残っている間は肝臓の糖新生が低下した状態が続くため、帰宅後や就寝後の時間帯に警戒が必要です。
低血糖のリスクは誰にでも起こり得るため回避策が重要である
一般的な飲酒における低血糖の回避策は、以下のとおりです。
- 空腹時の飲酒を避ける
- 飲酒ペースを緩やかにする
- 就寝前に血糖値を確認する
- 低血糖への備えを持ち歩く
- 飲む量を純アルコールで把握する
飲酒後の低血糖は健康な人でも起こり得るため、上記は誰にでも有効な対策となります
糖尿病の薬物療法において、以下の低血糖を招く薬を使用している場合は、飲酒時の低血糖リスクが特に高くなります。
- インスリン製剤
- スルフォニル尿素薬(SU薬)
- グリニド薬
薬を使用している場合は、飲酒の可否や許容量について主治医に確認してください。
飲酒に伴う血糖値の乱れを防ぐために空腹時の摂取を避けて食事と共に楽しむ

肝臓の糖新生への影響が大きく現れるため、特に空腹状態の飲酒は避ける必要があります。
食事を先に済ませてから飲酒を始めると、食事由来のブドウ糖が血糖を一定水準に保つ緩衝材となります。
低血糖の症状は、酔いの症状と混同される場合がありますが、以下の症状が現れた場合は低血糖の可能性を考えて速やかに対処する必要があります。
- 強い空腹感・手足の震え・冷や汗・動悸
- 顔面蒼白・ぼんやりした意識
- 異常な言動・脱力感
具体的な対処法としては、主治医から指導を受けた量のブドウ糖や砂糖の摂取が有効です。
なお、対処法を実践しても症状が改善しない場合、周囲の人に助けを求めたうえで医療機関に連絡します。
飲酒における糖尿病の血糖値管理にはHbA1cが有効である
飲酒における糖尿病の血糖値管理には、血液中の総ヘモグロビン数に対するブドウ糖と結合したヘモグロビン数の割合を示すHbA1cが有効です。
血糖値は測定時点での血液中に含まれるブドウ糖の量を示しているため、直前の食事内容や経過時間が影響します。
これに対し、HbA1cは、過去1~2か月における平均的な血糖状態を示しているため、慢性的な高血糖状態も把握できます。
日本糖尿病学会のガイドラインが示す患者の状態に応じた段階的なHbA1c目標は、次の通りです。
| 管理目標の段階 | HbA1cの目安 | 概要 |
|---|---|---|
| 血糖正常化を目指す際の目標 | 6.0%未満 | 低血糖など副作用のリスクがなく達成できる場合の目標 |
| 合併症予防のための目標 | 7.0%未満 | 標準的な目標 |
| 治療強化が困難な場合の目標 | 8.0%未満 | 低血糖など副作用のリスクやその他の理由によって治療強化が困難な場合の目標 |
参照:糖尿病診療ガイドライン2024 第2章 治療目標と血糖コントロール指標 | 日本糖尿病学会
上記のHbA1cの目標値は、年齢や合併症の有無、服用中の薬などによって個別に設定されます。
HbA1c 7.0%未満は、糖尿病性網膜症や腎症、神経障害などの細小血管合併症の発症や進行を抑制するうえで適用される標準的な目標です。
正しい知識に基づいた飲酒の習慣が糖尿病の血糖値管理には不可欠である
酒類は、アルコールによって血糖値が乱高下する傾向が高い食品の1つであるため、糖尿病の血糖値管理には正しい知識による実践が必要です。
糖質を含まない酒類を選択したうえで、糖質やカロリーが低いおつまみを摂取すると血糖値の上昇は緩やかになります。
一方で、長期にわたる過剰な飲酒は慢性的な高血糖を引き起こすため、日頃から摂取するアルコール量の把握が必要です。
アルコール摂取量の把握及び主治医との面談をとおして、血糖値のコントロールは十分にできます。


