老年内科について高齢になると、生理機能や筋力の低下だけでなく複数の疾患を発症しやすくなります。物忘れや認知症などの脳血管疾患なども多く見られます。しかし、適切な診断と治療を行うことで、ご高齢の方のQOL(生活の質)が変わってきます。
生活習慣病と呼ばれる高血圧や糖尿病・脂質異常症(高脂血症)は、自覚症状がないまま動脈硬化が進み、病気が進行してしまいます。心疾患や脳血管疾患を発症するリスクが高まるため、病気発症及び進行を予防し健康寿命を延ばすためにも、適した診断や治療が必要となります。
また、複数の疾患がある場合は、治療の上でも非典型的となり非常に複雑となります。様々なリスクを考慮した複合的な判断が大切となります。
当院の老年内科では、ご高齢の方の症状・疾患を専門的に診療しております。ご自身あるいはご家族で気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)は、健康に欠かせない運動器の障害が原因で移動機能が低下している状態を指します。運動器は、骨・筋肉・神経系・関節・軟骨・椎間板で成り立っています。ロコモティブシンドロームは、2007年日本整形外科学会によって提唱され、「ロコモ」とも呼ばれています。加齢や乱れた生活習慣に伴って、運動器に障害が起こり、日常の動作がしにくくなってしまいます。放置すると、運動機能の低下が進み、介護がなくては生活できない身体になってしまう恐れがあります。健康寿命を延ばすためにも、適切な運動習慣を身に着けること、適切な体重を維持することが大切です。また、筋肉や骨などに適度な負荷をかけることがロコモを予防する上でも重要となります。
運動器の障害は、寝たきりや要支援・要介護となる原因の第1位です。次いで2位は脳血管障害、3位は認知症とされています。なお、日本における要支援生活や介護生活を送る平均年数は、平均寿命から健康寿命を引いて割り出しますが、男性は約9年、女性は約12年とされています。
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